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蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹とは

赤いかゆい発疹が出て、個々の皮疹は24時間以内に消退するものを医学的に蕁麻疹と定義しています。

次々と皮疹を生じている場合はあたかもずっと続いているように感じることもありますがそれぞれの皮疹の動きを見て判断します。

冷たいものに触れると生じる寒冷蕁麻疹、熱いものに触れると生じる温熱蕁麻疹、機械的刺激で生じる機械性蕁麻疹など誘因の明らかなものもありますが9割以上の蕁麻疹は原因が特定できません。原因を特定できないものを特発性蕁麻疹と呼びます。

体調が乱れていたり疲労やストレスを自覚している時に起こりやすい傾向はありますがなかなかはっきりした原因は分からないことが多いのが実情です。

6週間以上続くものを慢性蕁麻疹といいますが数か月、さらには数年以上継続するケースも稀ではありません。

治療

治療は原則として抗アレルギー剤の内服です。

通常量で効果不十分な場合は薬剤の変更や増量、併用、他の作用機序のお薬の追加などが日本皮膚科学会蕁麻疹治療ガイドラインで推奨されています。

お薬の効果で蕁麻疹の出現が無くなれば経過を見ながら減量を考慮してゆきます。

蕁麻疹が出現しなくしてしまうお薬はありませんが、改善した状態が続くと病勢が低下して治癒の方向に向かいやすいと感じています。

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