水虫
水虫とは
白癬菌というカビの一種が皮膚の角質に寄生して起こります。
白癬菌はとてもありふれた菌で日常生活の中で人間と共存して居ると言ってよいくらいです。
その菌が人体にくっついたり離れたりしていますが白癬菌の寄生しやすい体質や足型の人では白癬菌が皮膚に増えてしまって水虫となります。
診断は原則として角質を一部採取して顕微鏡で白癬菌を確認して確定します。
治療
発症初期では塗り薬で大抵治りますが、かかって数年以上など経過の長い方ではかゆみも起こりにくくなり、皮膚が白癬菌を受け入れてしまっていて治療に抵抗性になりやすいです。
また爪は角質の塊とも言えますので爪に菌が入ってしまうと治療が功を奏しにくくなります。
2種類の爪用の塗り薬もありますが飲み薬を使わないと効果が出にくい場合もあります。
飲み薬も何種類かありそれぞれに特徴があり患者様と相談して選択しています。
中には飲み薬が合わなくて肝臓などに負担がかかる人もあり、安全のため定期的な血液検査を要します。
治癒率は内服で6~8割程度と思われますが期間は足の親指の爪が生え変わる1年程度が目安となります。
