円形脱毛症
円形脱毛症とは
いわゆる10円ハゲといった軽症のものから頭髪全体、さらには全身の体毛が抜ける重症型まで様々な場合があります。
メカニズムとしては免疫の乱れで自分自身の髪の毛を攻撃してしまって髪が抜けやすくなる自己免疫疾患です。
ストレスが原因と思われている方もありますがあくまで悪化因子のひとつになりうるだけで原因ではありません。
治療
体質的な要素が強いため治療は長期にわたる可能性はありますが、軽症ならステロイドや育毛剤などの塗り薬、セファランチンや抗アレルギー剤などの内服などで症状を緩和してしまえることも多いです。
また必要に応じて液体窒素で定期的に冷却刺激を与える場合もあります。
感作療法と言ってわざと軽いかぶれを起こして髪を生えやすくする治療も行うことがあります。
発症後半年以内で脱毛の範囲が頭皮の3割以上と重症の場合は総合病院で3日ほどの入院でステロイドパルス療法も行えます。
さらに症状が遷延している場合はJAK阻害剤という内服薬を使用することもありますが副作用があったときの対応のため総合病院での治療となります。
